今回は、心理的安全性について触れたいと思います。

なくならない企業の不祥事。

見直している企業も多いのではないかと思います。

中小企業向けに中小でもできる組織の作り方をお伝えしたいと思います。

中小企業診断士としての観点です。

この3点で中小企業は変わります。

それぞれが社員にとって心地よい方向に動くことで、心理的安全性は高まります。

一つずつ解説していきます。

企業文化・風土とは

企業に根付く、様々な判断の土台になるもの

歴史や人によって脈々と築きあげられて、感じて感化されるもの

企業活動を左右し、変えるには多大なパワーが必要

などが大きな特徴です。

企業の大小、歴史の浅い深い関わらず、組織風土、文化は必ずあります。

この文化が土台になって組織は動きます。

外部的には顧客・仕入れ先・下請けへの対応

内部的には組織構成・社員への待遇・働きやすさ

といった企業活動の中心になるものは、組織文化が土台で作られます。

個人の意見も組織文化に吸収されアウトプットされます。

培われる要素をいくつか明記します。

こういったものが、時間と共に自然に定着すると文化・風土化されます。

簡易な言葉でまとめると、

「風通しが悪い」

「硬直的」

「保守的」

「積極的、アグレッシブ」

「垣根低い」

「新しいもの好き】

「仲良し」

という表現が文化・風土を分かりやすく表現したものです。

色々難しく考えることもなくて、一言で表すと伝わりますね。

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経営者の理念・考え

経営方針、行動指針といった明文化されている場合が多いと思います。

その理念も「経営者の思い」と共に社員に浸透しなければ効果ありません。

2つの考えがあります。

浸透させる

浸透する

理想を持つ企業が多数を占めると思いますので、浸透させる行動をとります。

注意点は、悪い方向に浸透してしまうことです。

そのあたりは、モニタリングが必要です。

継続した行動が必要ですが、どうしても「楽な方向」「妥協」が生まれ悪い文化に転換

してしまうケースがあります。

経営者はもちろん、管理職への徹底、小集団活動の実施などを行いコントロールします。

人に何かを伝えるには、何度も繰り返し、定期確認し、管理していくことが必要です。

制度・仕組み

「浸透」には、制度と仕組みは重要です。

制度とは、人事制度(採用・配置・報酬・育成・評価)、業務ルール、勤務態度の制度

仕組み化とは、キーワードは標準化とマニュアル化

属人性を可能な限り排除します。

誰が入っても同じように実現できる組織作りですね。

全てをマニュアル化することは不可能なので、課題を明確にして必ずしなければならないこと

から取り組みましょう。

まずは、3項目からマニュアル化することをお勧めします。

・業務報告ルール

・品質マニュアル

・顧客トラブルマニュアル

重要度も高く効果的です。

まとめ

社員が「企業文化」を前向き、かつ、簡単な表現で答える企業は良い文化です。

経営者が何度も発信して、モニタリングして継続する。

そして、制度と仕組みをうまく活用する。

そうすることで、良い文化が根付き心理的安全性が高まります。

社員は大事です。宝です。

参考になればうれしいです。


カテゴリー: 仕事

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