【第1問】

 最大の理由は、参入市場が縮小傾向にあったこと。自社製品の主力のたばこ産業は民営化、健康志向、後継者不足などで縮小しておりメンテナンス需要も低下していて売上減少と費用拡大を招いた。(89文字)

 (感想)

  ・「最大の理由」なのでポイントを一つ  

   に絞り込んで解答構成したつもりです。

   ポイントに対し、その現象が起きている理由を明記して結果の売上減少・費用拡大を招くに導きました。

   ただ、費用増大の根拠が薄くなりました。第2問を意識し、高コストについての記載をためらいました。

   触れるべきだったと判断しています。因果がうまくかみ合っていない印象を受けてしまいます。

【第2問】

 保守的で変化を受け入れない企業風土規制に守られ、他社の参入もないため市場の変化に対応することが

 できず、不必要な在庫による収益悪化、前近代的な経理体制の改善がなされず高コスト体質を生み出している。

 (感想)

 ・3段落~5段落をまとめました。

  風土(保守的、変化受け入れない)を端的にまとめ、培われた企業の経緯を記載。

  与件文は3・4・5段落。

  経緯は、置かれていた環境とそれから作られた現状の高コスト体質へと繋げました。

  これが因果になると判断しました。

  

【第3問】

 HP活用の視点を潜在市場の見えない顧客の用途を問うことに置き、顧客ニーズの収集に注力し試験乾燥サービス

 を構築したことで成功に繋がった。新しい市場との結びつきが生まれ営業のプレゼンも生かすことができた。

 (感想)

 ・9段落中心にまとめる。

  成功の背景の要因となっているので構成に悩む問題でした。

  成功:新規市場開拓

  要因:HP活用、試験乾燥サービス展開した、

  背景:インターネットの普及

  これをうまく組み立てることを考えました。

  でも何かうまくできていないですね。

  最後の営業のプレゼンは、無理矢理つけた感がでています。

 様々な潜在顧客との接点 → ニーズ収集 → コンセプト明確化 → 新規顧客拡大 ⇐ 成功(結果)

 インターネットが普及している、検索することの定着といった背景。

 →まとめると

  「インターネット普及により、検索の定着化で多様な顧客と接点持ち易い背景があった。

  自社製品の用途を問うことに焦点をあてることで潜在顧客からニーズを収集するこがとでき、(81)営業力

  活用し新規顧客拡大実現した。」

  という流れで記載できればいいのかなと思います。

【第4問】

 トップのリーダーシップで経営方針とコアテクノロジーを明確にし社員へ共有することで一体感を生み出し、古参

 社員のリストラで若返り図り古い体質の脱却成果賞与によるモチベーション向上に繋げた。

 (感想)

 ・与件文は6・7段落。

 ・因果でまとめる。

 ・共通目的、貢献意欲、コミュニケーションの視点で要因を記載、

  モチベーション、組織活性化などの効果に繋げる。

 ・リーダーシップ、コアテクノロジー明確にする、経営方針 ⇒ 共通目的

  リストラで古い体質脱却、成果賞与 ⇒ 貢献意欲

 ・「危機意識向上」を入れてもよかったかもしれません。

【第5問】

 高齢社員のリストラによる若返り、新規事業強化、企業風土改革などで若手や既存社員への負担大きく、社員の

 成長や育成が整っていないことが理由。現状では大所高所で社長が目配りする体制が適していると考えたため。

 (100文字)

(感想)

 ・「最大の理由」なので一つに絞る。

  ・「見送る」なので、現状維持する。

  ・現状がいいとする理由を明記する。

   →今の体制が適している or 単に変えない方がいいのか。

  この3つを意識しました。

  →与件文は10段落と11段落中心に現体制を認識しました。

   現状:機能別で副社長、専務と大所高所で社長が目配りする体制。

  →全体的な流れを検証し、リストラ・若返り・新規事業・企業文化変革・成果賞与など

   大きな変化が起こっている。

  →社員に負担がかかっている。

   若返りでモチベーション向上はしているが育成行き渡らず社員の成長はついていけていない。

  ⇒育成・成長する体制未整備 を理由にしました。

 ・機能別組織で専門性を深めるため。

  新規事業の成長を促すため。

 という回答もありかもしれません。

 最大のという絞り込みのため、いくつか候補を出してここまでの経緯を検証し最適な理由付けできるものを

 記載する。

 ただ、試験の短い時間では不可能なです。

 思考の練習として取り組むとよい勉強になると思います。

 次回は、令和元年事例Ⅱの予定です。

  

  

 


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