こんにちは。
2024年1月11日、ようやく中小企業診断士試験で最も難しいとされる2次記述筆記試験に合格しました。
そして、21日に実施された口述試験も無事に受験しました。
頭真っ白になり、パニくって何を言っているか分からなくなったりと散々な口述試験でした。。
口述試験の合格率は、99%以上と言われているので、大丈夫かなと思ってます。
これでだめだったら本当に泣きますね。
そこで、完全独学でここまできた振り返りをしたいと思います。
1.勉強期間・勉強方法
①期間
2019年10月くらいから開始しました。
2023年10月末の筆記試験で終了したので、4年です。
結構長くかかりました。
2年で合格を目標としていたので、倍かかりました。
この原因は分かりませんが、全ては2次筆記です。ここに手間取りました。
- 2回受験 2回合格
- 4回受験
チャレンジ4回目でようやくです。
②勉強方法
・1次
1年目は、インプットはTBCのみ活用しました。
最初は、テキストと無料配信されているyoutube動画を見てインプットに努めました。
動画の量はかなり多いので、倍速と一部飛ばしながら。
動画は結局一度しか見なかったです。でも把握には役立ちました。
アウトプットは過去問のみです。
テキストを一通り目を通した後は、ひたすら過去問解きました。
10年分は解きました。
法務などは改正もあるので、そこはテキストで確認しながら対応しました。
実は、過去問には限度があり、60点という合格ラインを超えるにはぎりぎりと感じます。
新しい問題も多く出るので、応用が必要です。
過去問周辺の知識はネットで調べながら習得する努力をしました。
ここが独学のしんどいとこですね。
周辺知識の習得をどこまで深くするか一人で判断するつらさはあります。
とはいっても1次は努力でクリアできます。勉強に比例して点は伸びます。
1次で一番苦戦した科目は、経済学です。最初は頭に全然入らなかったです。
それでも問題といて、見直しを繰り返すと不意にストンと入ってきました。
終盤には経済学を勉強することが楽しくなってました。
TBCテキスト、動画、過去問 この3つで、1次は無事1年目でクリアしました。
平日:1時間~2時間/日 休日:2時間/日
くらいの勉強時間です。
・2次
最大の難関です。
合格のポイントが分かりません。
予備校などでは、しっかり対策します。
試験委員の特徴まで分析しているので、置きにいく答案対策ができるのではと思います。
独学では、そういう情報は知っていても対策が難しいです。
ここでも最初はTBCを活用しました。
2次も無料解説動画が配信されているので、テキスト購入して動画から入りました。
最初は、何を言ってるか分からないくらい、何もできなかったです。
具体➡抽象➡具体と言われてもピンときません。
更に1次との必要な知識の違いが大きすぎて戸惑いました。
2020年は7月に1次があり、2次まで3ヶ月くらいあったのですが、仕上げることはできなかったです。過去問をなんとか数問解いた程度で臨みましたが、C判定で案の定撤退です。
問題も全てを解くことができず、空白も数問ありました。
2年目は、2次だけなので1年間しっかり勉強しました。
ひたすら過去問を解きました。
模範回答をブログ、各予備校の回答、ふぞろい中心に確認しました。
1年間2次だけをするのは、かなり苦痛ではありましたが何とか走りました。
結果、BACAのB判定です。
勉強しながら感じていたことではありますが、なんか違うんですね。
世の中に出ている高得点の模範解答から視点がずれているし、ポイントつかめてない。
因果も盛り込まれていない。感じてはいたけど、改善ができなかった。
これが大きな要因です。過去問をすることで勉強した気になり、基礎力や構成力を
身に着けることを見過ごしていました。
ここで1次からやり直しです。一番避けたかったことですが。。。
3年目の前半は、1次中心に勉強しました。
忘れていることもあるし、新しい知識も必要なので慎重にしっかり勉強しました。
過去問に加えTACのスピテキ、スピ問を活用しました。
TBCは一通り活用していたので、新しい知識には別の学校のテキストと思い
充実度高いTACを活用しました。
無事1次通過して、3度目の2次です。
結果はBCADのC判定です。事例Ⅳ39点の足切りです。
3年目の2次はリズムに乗れませんでした。
仕事もまあまあ多忙で、過去問勉強法も昨年失敗しているので、何していいか迷ってしまい
勉強が手につかなかったです。
結局1次後の2ヶ月過去問をじっくり解くくらいの勉強しかできず。。。
そして、4年目。2次の過去問もずっとしているので、勉強法を変えようか本気で悩みました。
ここで初めて数冊のテキストを購入しました。
「全知識」「全ノウハウ」「事例Ⅳの全知識&全ノウハウ」「黄金手順」
この4冊を購入しました。
事例Ⅳは、足切りの悔しさもあるので、「事例Ⅳ全知全ノウ」を何度も繰り返し解きました。
事例Ⅰ~Ⅲについては、全知と全ノウを覚えるつもりで繰り返し読みました。
そうすると視野が広がったのと、解答のポイントが見えてきました。
フレームワークを使って与件を分析する。問題文には活用するフレームワーク、ノウハウを記載する。フレームワーク、ノウハウはテキストに記載されているものを適切な場所で素直に使う。そして、原因と結果を繋げる。その原因は、ノウハウから外れている部分。ノウハウを使ってルールを定着させる。
ここに気づきました。自分で何かオリジナルを考える必要はなく、使う知識は「全知識」の範囲、そして、「全ノウハウ」の範囲に当てはまめる。これです。
これに気づくことに4年かかりました。
無事筆記試験クリアしました。
4年目は、1時間/日 程度の勉強時間です。
2.よかったこと
自分のペースでできる。
家の用事と両立し易い
自分をコントロールする力が身につく
【おまけ】SNSはしっかり発信していたので、一応多少の仲間はできた。
このあたりでしょうか。
一番は、学校に行かないので、家庭を犠牲にすることがない。
やっぱり家庭があってこそな。一番大事にすべきものを犠牲にすることは避けたいですね。
次は、自分をコントロールする能力ですね。
いつでもさぼれる環境にありながら、しっかり勉強を継続していく。
この力は本当についたと思います。
3.難しかったこと
情報収集が難しい
取捨選択、相談ができない
正解が分からない
道しるべを見失う
正さが分からない
勉強する商材が少ない
過去問+αの知識がつけにくい
などです。
最近は、SNSでもネットでも多くの情報がるあるので、収集はできるのですが、
取捨選択ですね。正しいことは何かの判断には悩みました。
相談できず、自分視点しかない。ことが大きなネックです。
今している勉強法、考え方が合っているか、など迷子になりがちです。
誰も手を差し伸べてくれない。自分で歩くしかない。中々のハードルです。
そして、市販では勉強商材限られていてこれでいいのかと不安になります。
色々考え、試験委員の先生が書かれた本も何冊か読みました。
うまくまとまっているサイトがありましたので、紹介しておきます。
私は、岩崎邦彦先生の書籍は一通り読ませて頂きました。
診断士として実務にもかなり役に立つ本と感じました。
まとめ
独学でも1次は必ず合格できます。
過去問+周辺知識の習得。これをすれば大丈夫です。
2次からは、資格学校がベターと思います。
短期間合格に近づきます。
一人は中々時間かかります。遠回りすることもあります。
ただ、独学でも十分合格は可能です。
私のような不器用な人間も何とか合格に辿り着きました。
自分の経験値や思考を一度捨てて、素直にテキストに従うことです。
これさえできれば、独学でも十分できます!
そんな中ですが、実は口述の結果待ちでかなりドキドキしています。
99%以上と言われているのですが、落ちているのではないかと。。。
気が気じゃありません。正直仕事も手につかない感じです。
それは置いといて、中小企業診断士になって世の中の中小企業に貢献して、
日本の競争力を上げていきましょう。
参考になれば嬉しいです。
0件のコメント